1965年、西荻窪に「それいゆ」は生まれた。店の入口に立つうさぎの耳をつけた女性の看板は、店主が通っていた保育園のお友達のお母さんが描いたもの。当時の店主のお母さんをイメージして描かれたという。 店の中央には水出し抽出の機器が置かれ、1滴ずつ、12時間かけてコーヒーを落とす。アイスコーヒーは冬でも注文が続き、ホットのブレンドも同じくカドのないまろやかな味わいで体に染み渡ると評判だ。 カウンター席からはサイフォンで抽出する様子が目の前で見られる。デザートパイ、ケーキ、珈琲ゼリーロワイヤル——甘いものと一杯のコーヒーを目当てに、日曜の昼には開店前から列ができる。
01 / STORY
1965年創業、うさぎの看板が結ぶ保育園のお母さんの記憶。